[28]傾斜ウォームギヤ設計システム
28.1 概要 一般のウォームギヤは,90度直行型ですが,配置の制約からウォーム軸を若干傾けて取り付けなければならないことがあります.その場合,ホイールのねじれ角や歯形は大きく変わることになります.本ソフトウェアは,90度直行型以外のウォームギヤの寸法および歯形のCADデータ出力,3D歯形かみ合い,歯車寸法を計算・表示します.
28.2 基準ラック 28.3歯車諸元設定 図27.3に歯車諸元の入力画面を示します. (1) 最大モジュールは25です. (2) ウォームの条数は1~6です. (3) 軸交差角を設定することができます.(±45度)できます. (4) 歯厚基準は,法線歯厚減少量または横転位を選択すること ができます. (5) ウォームに歯先修整を与えることができます. (6) 強度計算は28.6項のように計算することができます. |
28.4 工具設定と寸法結果 ウォームホイール加工用のホブ諸元を設定します.ウォームが3型の場合,砥石直径を設定します.ホブの直径およびホブ取付角によりホイールの歯形は変化します.図28.4に工具諸元設定画面を,図28.5にウォームギヤの寸法を示します. AMTEC www.amtecinc.co.jp |
100
28.5 歯形 歯形かみ合い図を図28.6に,歯形レンダリングを図28.7および 図28.8に示します.図28.8ではかみ合い接触線を歯面中央に確認することができます. 28.6 CAD 作図例 生成した歯形をCADデータに出力することができます. 図28.9に出力画面を,図27.10~27.12にウォームとホイールの CAD作図例を示します. |
28.6 強度計算 トルク設定を図28.12で設定し,図28.13で材料に応じた許容応力を設定することにより図28.14のように強度結果を表示します. AMTEC www.amtecinc.co.jp |
101